緑に包まれた別天地                            天川のれん げ草

新聞で愛媛県西条市天川のれんげ畑が美しいと報道されていたので、行くこととした。
それと、西条市丹原町の果樹園がどのようになったのかも興味があった。
到着すると、そこは果樹の新緑が、遠望の四国山脈を背景に溢れていた。実に良い景観である。もぎたて倶楽部の看板もあった。しばらく、巡回しながら、バイクを走らせた。そして、丹原文化会館に行った。あいにく休日であったが、美しく藤の花が緑の中に咲いていた。話は変わるが、丹原町の七夕祭りは豪華さで有名である。松山観光港勤務の時、元東予地局の総務福祉部長をされ、周桑商工会の事務局長をされていた、渡部武志さんを訪ね、お願いし、七夕祭りの見事な観光ポスターを頂き、掲示させて頂いた事がある。その時丹原文化会館も併せて訪問し、パンフレットを展示させて頂いたが、ユニークな文化活動をされているのを知り、舌を巻いたことがある。元丹原町長の渡部高尚さんは、市町村合併の論議をされた時、丹原文化会館の存続を繰り返し、繰り返し熱っぽく語られた。そのことが今良く理解出来た。丹原町田野地区、ここに存在することに意味がある。前向きで、文化意識が高いのだ。ご覧のように、会館は良く整備され実に美しい。地域の人々に大切にされているのが良く分かる。
爽やかな気持ちになり、天川の棚田に向かう。
途中、黄色一色の麦畑が目に入りバイクを停めた。西条市丹原町徳田だ。道前平野にはこのような美しい原風景があるのだ。
大明神川沿いに登り、天川に向かう。コスモス田を訪れた時以来だ。懐かしい風景だ。天川花祭りの旗が見える。その坂道をずっと走ると、天川だ。
バイクを駐車場に置き、棚田のれんげ草を一望した。花と緑のコラボレーションが美しい。ゆっくりと棚田の道を降った。緑が豊かで、マイナスイオンが充満しているのが、肌で感じられる。しばらく佇み再び登って行くと、鑑賞に来られていた家族連れにお会いした。写真撮影をお願いした。ピントがずれていたが、良い雰囲気のショットなので、掲示させて頂いた。駐車場に到着し、帰ろうとすると、まだ上に登っている人々が目に入った。何事かと行って見ると良い香りがして来た。森の香り、石窯ピザ店があった。テーブルが配置され、数人の方々が料理を楽しんでいた。展望も素晴らしい。
お聞きした。地元天川の方々が運営をされているとのことだ。天川を訪れた方に、何か飲食を出来る所があれば良いのだがと言われ始めたとのことだ。天川には現在26世帯が住まわれていると話された。若い方々が頑張っているのを見ると嬉しく成る。
利用される方々が次から次へと登って来た。
愛媛県西条市天川、なぜか心が温かく成り、心が癒やされる。それは、原風景の素晴らしさに愛着を持たれ、肩肘を張らない、自然体のお持てなしがそうさせるのだろう。
来て良かったなと、爽やかな気持ちで新緑の天川の道を降って行った。

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